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60万人

 日本人なら誰でも心のどこかで気にしながら、「遠い先のこと」と忘れようとしていたことだった。政府の政策や人々の考え方の変化で変わりもする。しかしそれは、間違いなく二十一世紀の日本の姿を変え、日本人に難しい選択を迫るものとなる。 それとは「人口の減少」だ。国連は言う。「日本が急速に減少する労働力人口…

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4%

 この数字で、アメリカ経済の成功の秘密が明らかになったと言って良い。「成功」とは、「インフレなき景気の力強い拡大」である。 その秘密は、市場の予想さえ大幅に上回る「潜在成長力の上昇」にあった。七〇、八〇年代にはアメリカの潜在成長力は「二・五%」と言われてきた。労働力の伸び一%に、生産性の伸び一・五…

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借りたカネはカラダで返す 露朝間のアナクロ貿易

 冷戦期に旧ソ連と北朝鮮との間で行なわれていた「労働バーター貿易」が、いまだに行なわれている。数千人にのぼる北朝鮮の労働者が秘密裏に、ロシアに大挙して働きに出ているとみられるのだ。 昨年夏、金正日朝鮮労働党総書記は、旧ソ連時代の対露債務五十五億ドル(約七千百五十億円)を今後三十年間で返済することで…

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僕は狩猟系

 すこし前、ある男性雑誌から万年筆についての取材を受けた。デジタル一辺倒のビジネスマンがどんな万年筆を使っているか覗きみるという趣向だ。取材に応じて持っている万年筆を並べてみて驚いた。全てもらい物だったのだ。IBMから講演料代わりにいただいた太くて黒いモンブラン、出版社から印税代わりにもらった書き…

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失業率悪化で「人の保護主義」が台頭 欧州移民政策の行方は

 景気低迷が続く欧州で、就労移民の流入を制限する「人の保護主義」が強まっている。自国の労働市場から移民を減らし、自国民に職を回す狙いだ。 今年の欧州連合(EU)以外からの労働移民の割当数を昨年比五五%減の三千八百人に減らしたのはポルトガル。同国首相府は「国内の労働需給の改善が狙い」と、枠削減が自国…

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社会保障改革に立ちはだかる「既得権益層」

日本の社会保障は過去の成功体験が全く通用しない前人未踏の領域に入る。だが全世代が危機感を共有しなければ――。 二〇三〇年の社会保障の将来像を考えるに当たって、もっとも重要なその規定要因は、今後わが国が迎える人口構成の変化である。二〇三〇年までの二十年間、世界最速の人口減少、少子高齢化が進み、前人未…

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アフリカが「ポスト・アジア」になるための課題

「アフリカはポスト・アジアになるか?」 こんな問いかけがグローバル企業の一部から出始めた。アジアの成長はまだまだ続くが、新たに出現する可能性のある巨大市場に先んじて橋頭堡を築こう、という発想だ。アジアが原油、天然ガス、非鉄金属などの地下資源にあまり恵まれず、低コストで豊富な労働力を成長の原動力に…

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国内空洞化「受け皿候補No.1」ベトナムの現在

労働者の質は高い(c)AFP=時事 日本企業のベトナムへの関心が急激に高まっている。 理由は単純だ。東日本大震災以降、日本国内は電力不足と電気料金の上昇、急激な円高、復興費用捻出のための増税と、製造業の立地条件が次々と失われ、多くの製造業にとって日本を脱出する以外に方法がなくなっているからだ。 加…

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世界を覆う「経済」と「政治」の遊離

 経済と政治が遊離しつつある。経済は外を向き、政治は内を向く。現在、世界を覆う混乱の多くが、この経済と政治のベクトルの方向が異なることに起因する。 冷戦終結以降、市場は世界大の規模で統合され、グローバル化が猛烈な勢いで進行した。商品は世界を駆けめぐり、企業は国境の壁に目もくれず工場移転を進める。近…

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“アジア経済の新星”ミャンマーの可能性と課題(上)

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